カルボナーラ


こんにちは。 


今回検証する料理は「カルボナーラ」です。

さまざまなレシピ、作り方の情報をもとに調べ上げた、美味しいカルボナーラを作る3つのコツとは、
 


① 隠し味に干し椎茸を使う

② ニンニクは弱火でじっくり炒める

③ 卵黄は火を止めてから加える




《理由》
........................................................ 
①隠し味に干し椎茸を使う 

料理には旨みの3要素というものがある。グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸。この3つは合わさ
ることで旨みの相乗効果が起きる。×2、×5と旨みが何倍にもアップする。

分かりやすい例では、和風の出汁。昆布のグルタミン酸と鰹節のイノシン酸を合わせると、旨みが8倍にもアップするという。

カルボナーラでは、グルタミン酸はチーズに、イノシン酸はベーコンに含まれる。そこであと一つ、グアニル酸を豊富に含む干し椎茸をプラスすることで、旨みを倍増する。

具としてではなく、あくまでも隠し味として一切れ入れるだけでその効果を狙う。


........................................................   
②ニンニクは弱火でじっくり炒める
 

ニンニクは弱火でじっくりと炒めることで旨みを十分に引き出し、オリーブオイルにもしっかりと風味を移す。



........................................................   
③卵黄は火を止めてから加える

カルボナーラは卵黄に火を通すとぼそぼそになってしまい、味が台無しとなる。これは、漫画美味しんぼで有名。ぼそぼそにならないように、卵黄だけは火をとめてから加える。




それでは、3つのコツでカルボナーラを作ってみましょう!



《材 料》

スパゲッティ  100g
スライスチーズ 1枚
粉チーズ    大さじ1
ベーコン    30g
卵黄      1つ
ニンニク    1斤
干し椎茸    1枚
牛乳      60ml
バター     5g
干し椎茸の戻し汁 小さじ1





カルボナーラはパルミジャーノレジャーノという上質のチーズを使う料理だけど、パルミジャーノレジャーノを常備するのもなかなか難しいもの。

 そこで、今回はこの明治のスライスチーズを使います。風味が良くてとても美味しいチーズで、カルボナーラにも十分対応してくれるでしょう。
IMG_1496


《作り方》

1.干し椎茸は水で戻す。この戻し汁も重要な食材。干し椎茸は一切れしか使わない。
カルボナーラの調理、その1


 2.チーズはちぎって細かくする。ニンニク、干し椎茸をみじん切り、ベーコンは刻んでおく。
カルボナーラの調理、その2


3.卵は卵黄と白身に分ける。白身は今回使わないので、スープにでも入れる。
カルボナーラの調理、その3


4.スパゲッティは2リットルのお湯に20gの塩を加えて茹でる。
カルボナーラの調理、その4


5.フライパンにオリーブオイルを入れて、ニンニク、干し椎茸、ベーコンを加えて火にかける。弱火でじっくりと炒めていく。
カルボナーラの調理、その5


6.ニンニクがキツネ色になったら火を止める。
カルボナーラの調理、その6


7.スパゲッティは茹で時間の1分前になったらフライパンに移し、牛乳、チーズ、バター、干し椎茸の戻し汁を加えて火にかける。ソースにとろみが出るまで混ぜ合わせていく。
カルボナーラの調理、その7


8.フライパンを火から下ろし、卵黄を加えて混ぜ合わせる。
カルボナーラの調理、その8


9.粗引き黒こしょうをたっぷりふりかけて完成。

さあ、出来は!?

カルボナーラ

旨みがつよい!大成功です。
 

とても旨みが濃くて美味しい。旨みの3要素が完全にハマッている。干し椎茸がいい働きをしている。 

椎茸嫌いな方はご安心を。干し椎茸の味は全くしないです。濃厚なチーズのソースに完全に隠れてしまっている。でもこの旨み。隠し味としての働きをまっとうしている。 

チーズも濃厚で風味がよくとても美味しい。本物のパルミジャーノには劣るけど、それでも十分美味しい。普段冷蔵庫に入っている食材でここまでできれば出来れば十分だろう。  



◎まとめ 

美味しいカルボナーラを作るには、

①隠し味に干し椎茸を使う

②ニンニクは弱火でじっくり炒める

③卵黄は火を止めてから加える






スポンサーリンク

スポンサーリンク